2013年08月14日

お線香を手向けながら

お線香を手向けながら



唐突ですが ・・・・・

私は 今年の2月2日に 
私の先輩・友人・知人の中で 最もかけがえのない方 を喪いました。

極めて不遜かもしれませんが ・・・・・
感性が、お互いそっくりで ずっとずっと 兄貴 と慕っておりました。

毎年 お盆の14日は 知人宅に 新盆回り をさせていただいており
さきほど 今日最後の新盆供養に 故・高橋至元様宅に伺って 
お線香を手向けさせていただきました。

↑  は 七年ほど前の画像ですが
花が似合い、陽気なお酒を飲み、人を愛し、
いつも人の和を大切になさった、やさしいお人柄で、
本当に、誰からも愛された方でした。

私が落ち込んでいると、至元さんは必ず励ましてくださり、
時には、一緒に泣いてくれたこともありました。

至元さんのことを悪く言う人は、誰一人としていませんでした。
いつも笑顔を絶やさず、まわりにいる人を楽しくさせる天才でした。
私は、いつも、至元さんのようになりたい、と思い続けてきました。 
今でもそうです。  


関係する団体の会合で同席すると ・・・・・

会合 → 懇親会 → 二次会 と進む中で
大抵 頃合いの時刻になると 河岸を変えるべく
どちらからともなく アイコンタクトして、そっと抜け出し
残った仲間の皆様方々から ・・・・・

「ったく、しょうがねえなあ。あいつら、また二人でどっか行っちゃったよ。」

なぞと 言われたのが常でありました。


お線香は、一度火をつけると最後まで燃えて、故人が我が身を燃やして、
生きている人々に、癒しや香りをもてなす意味がある、と言います。



お線香を手向けながら、ご仏壇横のご遺影写真が
かの人の口癖であった ・・・・・


“ イイカゲンなヤツじゃなく、いい(良い)加減の男 になりなさい ”


と 語りかけてくれているような気がいたしました。







Posted by iketomo at 17:46│Comments(0)
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