2012年04月26日
歴史について ♪
1952年4月28日、サンフランシスコ講和条約が発効し、
日本と、連合国諸国との戦争状態が終結し、
日本は、6年8ヶ月ぶりに主権を回復しました。
この日から 明後日で、満60年。
戦後日本が 還暦 を迎えるわけであります。
・・・・・ ということで 昨夜 遅ればせながら、
シリーズ累計450万部突破!
万人の心を打ち続ける感動大作・浅田次郎 『蒼穹の昴』 シリーズ
歴史小説 「マンチュリアン・リポート」 を一気読みしました。
感動の名作「蒼穹の昴」、「珍妃の井戸」、「中原の虹」と読み継いできたので、
早く読みたかったのですが、忙しさにかまけて、昨夜になってしまいました。
まっ いいです ♪
張作霖の最後を、陸軍中尉が特命で現地調査する話で ・・・・・
陸軍中尉の報告書と、張作霖を乗せた機関車の独白で構成されていました。
剛胆にして繊細。 優しくて非情。
流民の子から馬賊の長にのしあがり、ついには中国全土をも手に入れかけた、
稀代の英雄・張作霖の、壮絶なる最期。
学校の社会科で教わる歴史も大切ですが ・・・・・
人々が活き活きと描かれている、小説で知る歴史というのもいいものです。
歴史は人が創るもので、暗記する類のものではない、とつくづく思いました。
無論 フィクション であることは承知してますが、
もしかしたら こういう人だったのかもしれない、
と 思えるような小説に出会えるのは、素敵なことです。
299ページの 「軍人は忠義であるよりも、正義でなければならぬ」
という 台詞 には ・・・・・
軍人に限ったことではあるまい と 深く考えさせられました。
Posted by iketomo at 15:33│Comments(0)