2016年11月09日

二元代表制 ♪

二元代表制 ♪



先月中旬に参加した
全国市議会議長会研究フォーラムの 今年のテーマは
「二元代表制と議会の監視機能」 というものでありましたが ・・・・・

住民の皆様が 議会の議員と首長を 直接 別々の選挙で選ぶということは
住民の代表機関が二通りになっている ということであり
これを 二元代表制 と呼んでいます。

首長と議員は共に住民のために行動するため
一定の緊張関係のもと協力し合う という政治システムです。
首長と緊張関係を維持するためには
議会全体が野党的な感覚を持ちつつ 是は是 非は非として 
自治体としての意思決定を適切なものにしなければなりません。

権力分立制の一種であり 複数の為政機関が対立することによって 
単一の為政機関に権力集中することで
権力が暴走することのないようにするため
首長を中心とする執行機関と 議会という議事機関との 
機関対立主義として採用されています。

議員は 地域や職域を背負い 性別や年代も異なり 会派に分かれ
なかなか集合体としてのまとまった意思を形成しにくいですが
合議体としての議会が体をなすには
さまざまな意見や議論を一つの意思に集約しなければなりません。

それに不可欠なのが対話・調整・集約のための議員間討議でありましょう。
執行機関にとって 議会はやっかいな存在であるかもしれませんが
政策的な代替案を示せない議会は 手ごわいライバルには成りえません。

議会が政策形成能力を高めることが 
二元代表制を機能させる条件となるのだと思います。

いずれの場面でも適度な緊張感を持って
健全な政策論争を行ってまいる所存です。







Posted by iketomo at 13:29│Comments(0)
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