2019年10月28日

予算要望提出♪





蕨市議会 「令政クラブ」 では 市民の皆様の さまざまな要望に応えるべく
本日午後 「令和2年度予算要望」 を 理事者あて提出いたしました。

1989年、税率3%で導入された時の税収は3.3兆円。
それから30年、消費税率は10%となり、2019年度の税収は
19.4兆円になると見込まれており、所得税や法人税を上回り、
国家財政を支える最大の柱となりました。

一方、この30年で、日本の少子高齢化は加速し、
1989年度に約10兆円だった国の社会保障費は、
2019年度には約34兆円へと激増しました。
30年間で消費税収が約16兆円増えたのに対し、
社会保障費の増大幅は約24兆円に達し、約8兆円の開きが生じました。
日本の財政が苦しいのは、社会保障費の伸びに
財源の確保が追いついていないからであります。

このような社会情勢の中、現在、地方自治体は
自身の責任と判断で進むべき方向を決定し、
自立した行政経営を行うことが求められています。
本市においても、刻々と変化する社会情勢に鑑み、
将来にわたる持続的な発展を目指す必要があります。

ともすれば日本の地方自治体は曖昧な「支援」の名のもとに、
具体的な行動を伴わない計画を広く薄く、
単発的に繰り返す傾向にあるという指摘もあります。

本市においては、最上位計画である「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンの
重点プロジェクトの加速度化が必要であり、
それには本市の優位性と弱点を
どのように捉えて取り組むのかが肝要であります。
知恵と工夫を凝らして選択と集中を行っていただきたいと思います。

まちの魅力というのは、縦割りではなく、総合的な横展開・ネットワークで高まります。
双方向で、さまざまなセクターと連携し、将来ビジョン、地方創生総合戦略、中活基本計画、
そして新たに策定される都市計画マスタープランを着実に進め、
効果的かつ効率的な財政運営を図り、
蕨駅西口再開発事業をはじめとする中心市街地のにぎわい創出はじめ、
蕨市の活性化に向けての事業を力強く推進し、
市民の誰もが「安全で安心して暮らせる」まちの実現に向け、
さらなる防災・防犯・福祉の充実、教育の充実、
社会資本の整備等に積極的に取り組んでいただきたいと存じます。

そこで今般、私たち「令政クラブ」は
市民の皆さまの要望に応えるべく「予算要望」をとりまとめました。
大変厳しい財政状況ではありますが、令和2年度の予算編成にあたり、
これらの要望事業を積極的に予算措置していただきたく、
お願い申し上げる次第であります。


令和元年10月28日

重 点 要 望

①超高齢社会に対応した地域包括ケアシステム蕨モデルの早期構築
②蕨市立病院耐震化整備の早急な実施
③蕨駅西口地区再開発事業の着実な推進
④錦町土地区画整理事業の早期推進
⑤中心市街地活性化基本計画の着実な推進
⑥インフラの計画的維持管理・更新の推進
⑦災害対策の強化拡充
⑧防犯対策のさらなる推進
⑨2020東京オリンピック・パラリンピックに向けての総合的対応
⑩学校ICT環境の早期整備

  


Posted by iketomo at 19:22Comments(0)