2008年04月12日

観光事業について




昨日は、蕨市観光協会の通常総会が開催されました。

宿場まつり を 四半世紀前にたちあげ、観光事業に発展させ・・・

10数年前に 苗木市 を 復活させた者の一人 として (^O^)/

常日頃、観光事業 について考えていることを つらつらと記します。

3月定例会 で 一般質問した際の 一部抜粋 であります (^O^)/









いわゆる 団塊の世代 の定年を間近に控え・・・・・
今、グループでの まち歩き が、とても盛ん になっております。

都心から約30分、そして、さいたま市・川口市という大都市に隣接する・・・
交通至便な 蕨 は、 日帰り観光 の 適格地 として、 観光シーズン には、
大勢の方々が まち歩き に、やってきます。

まさに、 観光 というものが、団体から個人 に移り・・・
観光協会に求められる役割も 多様化 してきたのであります。

このような状況を踏まえ、蕨市観光協会の 現在の体制 を見たとき、
決して、その機能が 充足している とは言えないものがある、と思います。
 
蕨市の誇る観光事業である、機まつり をはじめ、宿場まつり、苗木市については、
いずれも、蕨市、蕨市観光協会 の主催のもとに実施されてまいりました。

しかしながら、それぞれの観光事業の規模が大きくなるにつれて、
事務労力の負担、経費の増加、安全対策等、いろいろの隘路が生じており、
さらには、関係当局、すなわち 蕨警察署 からは、
主催者として、観光事業、イベント等の実施に際しての・・・
明確な責任体制のあり方 が求められている実情にある、 と 仄聞しております。

このような現況にある中で、蕨市観光協会の現体制は、これらの問題にすべて対応できるだけの、
人的体制整備が維持されている とはいえず、今後も多岐にわたる事業を推進していくためには、
その所在も含めて、組織的な対応力を備えた体制づくり、機能強化が 急務となっている、
と 思うのであります。
 
観光協会の あるべき姿 を考えた場合、委託されるに、相応しいだけの人的整備や機能を、
有している、とは言い難く・・・・・
現在、補助金、委託費の交付を受けている、観光協会の体制は、脆弱なもの、と言わざるを得ません。

現 観光協会が、独立した機関 としての立場 にある以上、 蕨市は その所在も含めて、
委託に堪えうるだけの団体 としての 機能整備 にも ご配慮いただきたいのであります。
 
また、蕨警察署 から求められていることは、各事業の実施に際して、
主催者の立場として、蕨市が どのような考え方で実施しようとしているのか、
安全対策をどのように考えているのか、
また、実行委員会等の実施者に どのような指導を行っているのか、 などであり、
人的機能体制を含めた 危機管理体制、 責任のあり方 であります。

ご承知の通り、県内の観光協会の殆どが、
各市町村の 自治体のなかに設置されている 事実から判断しても、
本来の観光振興は、行政と一体化したなかでの取り組みが基本であり、
行政の手腕が 各方面から 大きく期待されているところであります。

また、近年では 「観光は遊び」 という 既成概念 を超え 「遊び」 に 「学び体験」 等の 
要素を加えた 新しい切り口による 観光の 「ニューツーリズム」 が着目されており、
今や まちづくり と 観光 が 一体的・戦略的 に展開されております。

昨年5月に 旅行業法の規則が改正され・・・・・・
先進的な観光協会では、第三種旅行業の免許を取得し、
地域の総合案内人 として、情報発信を 行っているところ もあります。

観光客の誘致 を図り、蕨市の魅力を大勢の人々に知っていただくことによって、
元気な商店街、にぎわいのある蕨 を つくるため ・・・・・

そして・・・・・地域の特色を生かした 観光商品 を 開発・普及させ、地域振興を進めるべく、
観光協会の機能を強化する必要がある、と考えますが、市長のご見解をお尋ねいたします。

  


Posted by iketomo at 12:50Comments(0)