2008年01月10日

読書について ♪





正月の5日に伯母が亡くなり、今日はそのお通夜に参詣してまいりました。
電車に乗っている時間が結構あるんで、行きがけに本屋さんで文庫本を買いました。

そうっっってば・・・・・・・

「本をたくさん読みなさい。」 

子供のころ、両親や祖父母にそうたたきこまれ、どしどし乱読しました。

論理学の言葉を用い、読書は人間づくりの十分条件ではないが必要条件だから、
ということでありました。

たしかに、一人の人間が一生の間に体験、考察できることには限りがありますが、
読書によって他人のそれに触れ、幅を広げることができる、と思います。

ですから、私の長女が中学に入った際に・・・・・
通学で毎日往復約二時間電車に乗るので、
「これで本を買って読みなさい。」
と、毎月の月初めに数枚の図書券をプレゼントしてました。

彼女は中一の時の 群 よう子 さんからはじまり、高校を卒業するまでに 林 真理子 さん、
山田 詠美 さん、森 瑶子 さん、村上 春樹さん、など、
いかにも多感な年頃の子が好みそうな作家の本をかなり読み込んでいたみたいです。

その彼女が、就職する際に企業の採用担当者から次のような質問を受けたそうです。

『 「理論」と「論理」の違いがわかりますか? 』

長女に問われて、すぐには答えられなかったので、辞書を引いて調べたところ・・・

■ 個々の事実などを統一的に説明できる体系的知識が「理論」

■ 推理のしかたや論証の筋道が「論理」と、いうことでした。

で・・・・・
つまり・・・・・

結果としての理論をただ覚えている者より、論理的な考え方を身につけている者を選ぶ、
ということであり、知識の詰め込みより考える力を養うことが大事である、ということだろう、

しかし、思考力は知識と無縁ではないから、やはり読書は欠かせないのだ・・・

などと、ビールを飲みながら、わかったような、わかんないような答えを満足げに、
今はもうお嫁に行った彼女に言って聞かせたことを、ふと思い出した夜でありました (^O^)/




  


Posted by iketomo at 21:31Comments(0)